パラダイム、仮想通貨・先端技術ファンドで約12億ドル調達

パラダイム、仮想通貨・先端技術ファンドで約12億ドル調達

2026年1-3月期に仮想通貨VC活動が大幅に減速するなか、Paradigm、Framework Ventures、Haun Venturesは新規ファンドを立ち上げ、仮想通貨ベンチャー企業はデジタル資産以外の領域へと投資対象を広げている。

ファクトチェック
Paradigmが仮想通貨、AI、ロボティクス、フロンティア技術を対象とする新ファンドを立ち上げ、デジタル資産以外にも投資対象を広げるという中核的な主張は、発端となったWSJの独占報道で直接確認されており、CointelegraphとVentureburnの報道でも裏付けられている。主要な一次情報源が報じた具体的な目標額はそろって「最大15億ドル」であり、これは主張の内容と一致する。主張のタイトルにある「12億ドル」は、ソフトコミットメント額または一部調達額として報じられた数字を反映している可能性が高いが、主旨と矛盾するものではない。ファンドの規模と投資対象の範囲は、独立した複数の情報源で一貫している。
要約

Paradigmは4号ファンドで約12億ドルを調達した。これは2021年に組成した25億ドルの仮想通貨ファンドや、年初に報じられた15億ドルの目標額をいずれも下回る水準である。一方で投資対象はデジタル資産の枠を超え、AI、ロボティクス、宇宙、エネルギーなどの先端技術やディープテック分野へと広がった。こうした動きは、仮想通貨ネイティブのベンチャー企業がより高成長の周辺分野へのエクスポージャー拡大を図る広範な流れの一環である。 ブルームバーグによると、Framework Venturesは4億ドルのファンドをクローズし、Haun Venturesは10億ドルを調達した。仮想通貨特化の投資家が投資領域を拡大している兆候が強まっている。資金調達が続く一方で案件活動は冷え込んでおり、Galaxy Researchによれば、2026年1-3月期の仮想通貨ベンチャーキャピタルの投資実行額は355件で約40億ドルとなり、前四半期比で約50%減少した。

用語解説
  • ディープテック: 高度な科学に基づく先端的な新興技術。
  • 仮想通貨ベンチャーキャピタル: デジタル資産および関連技術市場で事業を展開するスタートアップ向けの投資資金。