
デニム大手は売上高と利益が市場予想を上回ったことを受け、通期の売上高と調整後EPS見通しを引き上げ、株主還元も拡大し、地域別でも成長を報告したが、株価は時間外取引で6%下落した。
リーバイス・ストラウスは第2四半期決算が市場予想を上回ったことを受け、通期見通しを引き上げた。ただ、通常取引で1.2%下落した後、時間外取引では株価が6%下落した。5月31日終了四半期の純売上高は8%増の15億6000万ドルとなり、アナリスト予想の15億2000万ドルを上回った。調整後利益は1株当たり28セントで、予想の24セントを上回った。純利益は8730万ドル(1株当たり22セント)となり、前年同期の6700万ドル(1株当たり17セント)から増加した。 同社は通期売上高成長率見通しを従来の5.5%〜6.5%から7.0%〜7.5%に引き上げた。調整後EPS見通しも1.42ドル〜1.48ドルから1.46ドル〜1.52ドルに上方修正した。リーバイスは配当も増額し、配当を通じた株主還元額は5400万ドルと前年同期比5%増となったほか、2億ドルの自社株買いは第3四半期に完了する見通しだとした。 リーバイスは、デニムと幅広いアパレル分野の需要に加え、利益率の高いDTC事業の成長が業績を支えたと説明した。地域別では、米州の売上高が9%増の8億1500万ドル、欧州が4%増の4億2000万ドル、アジアが10%増の2億8400万ドルとなった。ミシェル・ガス最高経営責任者(CEO)は、より幅広いデニムライフスタイルブランドへの転換が進展していると述べ、女性向けアパレル売上高は11%増加し、男女カテゴリーで市場シェアが改善しているとした。投資家は、より幅広いアパレル構成やデジタルチャネル、自社店舗への拡大が価格設定や利益率の重しになる可能性を警戒したもようだ。