MDA Space、CLS株70%を5億6700万ユーロで買収提案

同社は、CNESが約30%を維持する中、地理空間インテリジェンスおよび地球観測事業の拡大につながるCLS買収案の資金確保を支援するため、引受方式の株式売り出し規模を8億1900万米ドルに拡大した。

要約

MDA Spaceは、調整を前提に、CLSの約70%持ち分を現金約5億6700万ユーロ(9億2000万カナダドル)で取得する確定的かつ取消不能の提案を行ったと発表した。その後、同社は取引資金の一部に充てるため、1株35.60米ドルで2300万株を発行する引受方式の株式売り出しに増額し、総調達額は約8億1900万米ドルとなった。地球観測および衛星IoTのプロバイダーであるCLSは、2026年に約2億8600万ユーロ(4億6500万カナダドル)の売上高を見込んでおり、約150カ国で1万4000超の顧客を抱え、従業員は約1200人、拠点は世界40カ所に及ぶ。フランスの宇宙機関CNESは、CLSの約30%持ち分を維持する見通しである。MDA Spaceは、この買収が初年度内に調整後EBITDAおよび調整後EPSの押し上げ要因になる見込みだとする一方、完了、資金調達、承認取得、時期、想定される利益にはなお不確実性があると注意を促した。

用語解説
  • 地理空間インテリジェンス: 監視、予測、意思決定に用いられる地球観測データ、サービス、分析。
  • 引受方式による売り出し: 銀行団が発行体から証券を事前に引き受ける、引受付きの株式売り出し。
  • 衛星IoT: 地上インフラではなく衛星ネットワークを利用する機器向けの接続およびデータサービス。