SpaceXAI、Grok 4.5を低価格で投入しEU展開は7月中旬

7月8日に投入された新モデルは、SWE Marathonで解決率29.0%を記録して首位に立ったと主張している。一方、xAIは独立検証前であることを踏まえつつ、Opus級のコーディング性能を高速かつ低コストで提供できると強調している。

要約

SpaceXAIは7月8日、Grok 4.5を投入した。価格は入力100万トークン当たり2ドル、出力100万トークン当たり6ドルに設定された。現在は自己申告ベースのベンチマーク首位を前面に打ち出しており、SWE Marathonでは解決率29.0%を記録し、AnthropicのClaude Opus 4.8の26.0%、Fableの24.0%を上回ったとしている。同社によれば、Grok 4.5はソフトウェア工学タスク向けに強化学習を最適化し、数万基のNVIDIA GB300 GPUで学習された。毎秒約80トランザクションで動作し、特定用途では主要競合比で最大4.2倍のトークン効率を実現できるという。モデルはGrokアプリ、xAIコンソール、API (Application Programming Interface)を通じて公開され、EUでの提供は7月中旬を見込む。これまでの報道では、他のテストでコーディング性能の評価が分かれた一方、エージェント型ワークロードでは独立機関の支持がより強かったことも示されている。Artificial AnalysisはAutomationBench-AAでGrok 4.5を51.4%、1タスク当たり0.34ドルで首位に位置付けた。SpaceXAI自身の公開データでは、DeepSWE 1.1で53%、SWE Bench Proで64.7%を記録した。最新のSWE Marathonの結果はなお独立検証されておらず、xAIのベンチマーク首位を裏付けられるかが注目点である。

用語解説
  • SWE Marathon: AIモデルが長期的なソフトウェア工学タスクをどの程度解決できるかを測定するベンチマーク。
  • reinforcement learning: 望ましい結果を生む行動に報酬を与えることで、モデルを改善する学習手法。
  • AutomationBench-AA: 模擬アプリケーション全体で、AIエージェントが運用上の制約を守りながらどのようにタスクを完了するかを検証するArtificial Analysisの独立ベンチマーク。