司法省が承認したにもかかわらず、カリフォルニア州やニューヨーク州などが異議申し立ての準備を進めている。オレゴン州の調査や1株当たりの追加費用の可能性も、合併完了までの時間軸に圧力をかけている。
カリフォルニア州とニューヨーク州が主導する州司法長官の連合は、パラマウント・スカイダンスによるワーナー・ブラザース・ディスカバリーの約1109億ドルの買収を差し止める反トラスト訴訟の準備を進めており、2026年6月12日ごろに連邦規制当局が無条件で承認した司法省と正面から対立する構図となっている。2026年2月27日に発表され、4月23日にワーナー・ブラザース・ディスカバリーの株主承認を得たこの取引により、主要なスタジオ資産と動画配信プラットフォームが1社の傘下に統合される見通しである。州当局は、メディア・娯楽分野全体で競争が低下するリスクに焦点を当てており、オレゴン州はすでに独自調査を開始しているため、完了予定日は2026年7月22日を過ぎる見込みである。パラマウントは、2026年12月31日までに取引が完了しない場合に1株当たり0.25ドルを追加で支払うティッキングフィーを契約に盛り込んでおり、訴訟で日程が長期化した場合の財務面の大きさが浮き彫りになっている。