
「ファーストライト2026」作戦で2億9300万ドルを差し押さえ、タイとパラオで仮想通貨関連のマネーロンダリングを摘発し、国境を越えた連携で送金阻止と詐欺網の閉鎖を進めた。
INTERPOLは、97の国・地域で4カ月にわたり実施した詐欺取り締まりキャンペーン「ファーストライト2026」作戦により、5,811人の逮捕、2億9300万ドルの不正資金の凍結、14万2000人超の被害者の特定につながったと発表した。企業メール詐欺、性的脅迫、ロマンス詐欺、なりすまし、投資詐欺などのソーシャルエンジニアリング犯罪を標的としたこの作戦では、31,014件の銀行口座を凍結し、23,715件を解決、さらに15,606人の容疑者を特定し、99件の通知と国際手配情報を発出した。タイでは、ロマンス詐欺の収益を複数の仮想通貨を通じて資金洗浄し、追跡を逃れるためクロスチェーン交換を用いたとされる事件で警察が2人を逮捕し、このうち20歳の容疑者1人は10カ月で1億2250万ドル超を動かしたウォレットに関与していた。パラオでも仮想通貨関連の活動が確認され、ホテルを拠点とする詐欺センターの運営に関与した疑いで22人が国外退去となった。INTERPOLによると、送金停止ツール「I-GRIP」により法定通貨と仮想資産の送金凍結を支援し、シンガポールとオマーンが関与する企業メール詐欺事件に関連した660万ドルの送金も阻止した。加盟国が資産追跡と容疑者特定を続けており、捜査は継続中である。