米国債利回りは横ばい、中東情勢が引き続き焦点

投資家が米・イラン情勢を注視し、原油価格が下落する中、10年債利回りは4.5372%、30年債利回りは5%を上回る水準を維持した。

要約

米国債利回りは金曜日、投資家が中東の最新動向を注視する中でおおむね横ばいとなった。重要な経済指標の発表予定はなく、10年物米国債利回りは4.5372%で横ばいだった。これは消費者向け借入コストの指標となる。短期の米連邦準備制度の政策見通しにより敏感な2年債利回りは4.1682%を維持した。30年債利回りも5.0536%で安定した。市場は、今週の米国とイランの間で再び発生したミサイル攻撃により、もともと脆弱だった停戦合意が一段と緊張したことを受け、地政学リスクに引き続き注目した。米当局者がワシントンはイランとの技術協議を継続し、紛争解決を目指す姿勢を維持すると述べたことを受け、取引序盤の原油価格は下落した。米WTI先物は0.26%安の1バレル71.88ドル、北海ブレント原油は0.28%安の76.12ドルとなった。米国債利回りは今週前半、トランプ大統領がトルコ・アンカラで開かれたNATO首脳会議で停戦は「終わった」と述べた後に急上昇し、その後木曜日にはやや低下した。

用語解説
  • ベーシスポイント: 利回りや金利の変化を表す際に用いられる単位で、1パーセントポイントの100分の1。
  • 米国債利回り: 米国政府の債務に投資した投資家が得る収益率で、より広範な借入コストに影響を与える。
  • 停戦: 戦闘を停止するための一時的な合意。ただし脆弱で、敵対行為が再開される可能性がある。