
会合議事要旨で、インフレ率は2027年まで目標を上回る見通しが示されたほか、政策委員のヤニス・ストゥルナラス氏は、米国とイランの敵対行為再燃でインフレ抑制の取り組みが振り出しに戻ったと述べ、追加引き締め観測が強まった。
欧州中央銀行の政策当局者は6月10〜11日の会合で、予測に25ベーシスポイントの追加利上げ約3回分が織り込まれていても、インフレ率が2027年前半まで欧州中央銀行の2%目標を上回るとの見通しを示された。理事会は預金金利を2.25%に引き上げ、3年ぶりの利上げに踏み切る一方、中東情勢とエネルギー価格を巡る不確実性を踏まえ、ガイダンスは中立に据え置いた。その後、欧州中央銀行の政策委員ヤニス・ストゥルナラス氏は、米国とイランの敵対行為再燃により、インフレとの戦いは「振り出し」に戻ったと述べた。トレーダーは7月22〜23日の会合を前に、さらなる利上げ観測を強めた。