シティグループ、サイアム商業銀行と初の即時クロスバンクドル決済を完了

SCBは、シティの24時間365日対応の米ドルクリアリングとトークン化預金サービスを組み合わせた仕組みを導入した初の金融機関となり、週末や米祝日中のドル送金が可能になった。

要約

シティグループは、提携銀行であるサイアム商業銀行との間で初の即時国際米ドル決済を完了し、シティ内口座間送金を超えてリアルタイムのクロスボーダー決済機能を拡大したと発表した。取引では、米国の7月4日の祝日を含む週末に、ロンドンのシティ口座からタイのSCB口座へ資金が移された。SCBは、シティの24時間365日対応の米ドルクリアリングとCiti Token Servicesを組み合わせたソリューションを導入した初の金融機関となった。 Citi Token Servicesは、パブリックチェーンではなく、シティの規制下にあるネットワーク内のプライベートな許可型ブロックチェーン上でトークン化預金を利用する。常時稼働するクリアリングとトークン化された決済レールを組み合わせることで、週末や連邦祝日を含む米国の通常の銀行営業時間外でもドル送金を継続できるよう設計されている。シティによれば、このインフラは50超の市場で300超の金融機関を接続している。グローバル決済部門の処理額は1日当たり約60億ドルで、同システム内のトークン化預金送金は1日平均で10億ドル近い。 今回の動きは、大手銀行がコルレス銀行ネットワークを置き換えることなく、ブロックチェーン基盤のインフラを用いてクロスボーダー決済の遅延を削減している実態を示している。同時に、このモデルはシティ独自のプライベートネットワークとガバナンスに依存しており、分散型決済システムではなく、銀行主導の効率化策であることも浮き彫りにしている。

用語解説
  • トークン化預金: 銀行預金をネットワーク上でデジタルに表現し、そのシステム内でより効率的に移転できるようにしたもの。
  • 許可型ブロックチェーン: アクセスが制限されたブロックチェーンネットワークで、承認された参加者が管理されたルールの下で運営するもの。
  • 24時間365日対応の米ドルクリアリング: 通常の営業時間外を含め、継続的に米ドル決済を処理できる仕組み。