CLARITY法案、上院が7月下旬の草案公表を急ぐも7月目標を逸失

CLARITY法案、上院が7月下旬の草案公表を急ぐも7月目標を逸失

上院議員らは、米国の仮想通貨市場構造法案について、委員会承認版の統合作業を進めるとともに、8月の休会前の本会議審議確保を目指している。ただ、開発者保護や倫理規則を巡る対立がなお日程を脅かしている。

ファクトチェック
この主張の各要素は、複数の独立した情報源によって裏付けられている。CoinDeskとCryptoRank/CryptoSlateは、7月の目標が未達に終わり、7月下旬に向けた再調整が進んでいると確認している。Bitcoin.comは、統合草案(銀行委員会版と農業委員会版を一本化したもの)が7月13日の週に示され、本会議での審議は7月20日の週を目標としていると伝えており、「7月下旬の草案」および委員会承認版の統合と整合する。crypto.newsとBitcoin.comはいずれも、対立の火種となっている論点として、開発者およびDeFi(分散型金融)の保護と、上級政府高官の仮想通貨事業との関係を禁じる倫理規則を確認している。8月の休会入りを前にした圧力についても、各情報源が示す8月7日の期限と、Stand With Cryptoの提言投稿によって確認できる。
要約

CLARITY法案は7月の目標時期を逃し、8月休会前の期間が米国の仮想通貨市場構造法案を上院で前進させるうえで重要な局面となった。立法顧問は上院銀行委員会と農業委員会が承認した各版の統合作業を進めており、新たな約70ページの草案が来週公表される可能性がある。同法案は、証券取引委員会と商品先物取引委員会の権限分担を含むデジタル資産市場向けの連邦枠組みを整備する内容だが、60票の賛成確保を含む手続き面と政治面の障害になお直面している。非カストディアル型開発者に対するセーフハーバーと、デジタル資産の利益に結び付く倫理規制を巡る未解決の対立が、議員らが8月にワシントンを離れる前に本会議日程を確保する取り組みを引き続き複雑にしている。

用語解説
  • CLARITY法案: デジタル資産市場向けの連邦ルールを整備することを目的とした、米国の仮想通貨市場構造法案。
  • セーフハーバー: 特定の条件を満たした場合に、一定の行為を法的責任から保護する法的措置。
  • 非カストディアル型開発者: 利用者資産を保有または管理せずに、仮想通貨向けソフトウエアやプロトコルを開発する開発者。