米中古住宅販売、6月は2.4%減 中央価格は44万600ドルで過去最高

米中古住宅販売、6月は2.4%減 中央価格は44万600ドルで過去最高

全米不動産協会のデータによると、販売件数は前年同月比で2.8%増加した一方、在庫は5月比で0.6%減少し、なおパンデミック前の水準を下回った。住宅取得能力を巡る圧力が根強いことを示している。

ファクトチェック
GlobeNewswireを通じたNARの一次発表は、この主張の全要素を確認している。月次で2.4%の減少、中央値価格が過去最高の44万600ドル、販売は前年同月比2.8%増、在庫は5月から0.6%減、さらに購入可能性は改善した(指数は2025年6月の95.5から102.3へ上昇)。CNBCとロイター(Yahoo Finance経由)も同じ数値を独自に裏付けている。主要な数値はすべて、一次情報源と2つの独立した二次報道で完全に一致している。
要約

米国の中古住宅販売は6月、5月比で2.4%減少した一方、前年同月比では2.8%増の季節調整済み年率409万戸となった。市場予想のおよそ421万戸を下回った。全住宅種別の中古住宅価格の中央値は前年同月比1.8%上昇し、過去最高の44万600ドルとなり、前年比での価格上昇は36カ月連続となった。在庫は156万戸で、前月比0.6%減、前年同月比1.3%増となり、4.6カ月分の供給に相当した。市場は歴史的な標準に近い年率520万戸のペースと比べて低調な状態が続いており、高止まりする住宅ローン金利と限られた供給が住宅取得能力を圧迫している。NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は、住宅取得能力は依然として大きな課題であり、在庫の積み増しが必要だと述べた。6月の購入者に占める初回購入者の比率は33%で、歴史的水準の40%を下回った。Realtor.comによると、市場の一部では売り出し価格に一定の緩和が見られ、6月の売り出し価格中央値は前年同月比2.5%下落したが、地域ごとの動向には大きな差があった。

用語解説
  • 季節調整済み年率: 季節要因による変動を調整したうえで年率換算した月次の販売ペース。
  • 在庫: ある時点で売りに出されているが、まだ成約していない住宅戸数。
  • 供給月数: 現在の販売ペースが続いた場合に、現在の売り物件が何カ月で尽きるかを示す指標。