NY連銀のウィリアムズ総裁、原油価格は沈静化へ インフレはなお高過ぎると警告

ジョン・ウィリアムズ総裁は、中東で戦闘が再燃しても米連邦準備制度の当面の政策判断はまだ変わっていないと述べる一方、インフレは「なお高過ぎる」と警告し、原油価格が最終的に低下する中でも雇用リスクより優先して対処すべきだとの認識を示した。

要約

米連邦準備銀行ニューヨーク支店のジョン・ウィリアムズ総裁は、中東で戦闘が再燃する中でも、今後6〜12カ月で原油価格は落ち着くとの見通しを維持していると述べた。一方で、インフレは「なお高過ぎる」と強調し、物価安定と最大雇用という米連邦準備制度の二重の責務にとって、より大きなリスクはインフレだと指摘した。ウィリアムズ総裁はニューヨーク連銀での講演で、最近の情勢が7月28〜29日のFOMC (Federal Open Market Committee)会合にどのような影響を与えるかについて、政策当局者はまだ分析を始めていないと述べ、労働市場は安定しているように見えると付け加えた。また、米連邦準備制度のバランスシートの変更は、銀行システムの安全性と安定性を優先すべきだと語った。

用語解説
  • 米連邦準備制度の二重の責務: 物価安定と最大雇用という目標
  • FOMC (Federal Open Market Committee): 金利を決定する米連邦準備制度の会合体
  • バランスシート: 中央銀行が保有する資産の構成