
元米連邦準備制度理事会(FRB)議長のベン・バーナンキ氏が、Anthropicに助言し、取締役を任命し、同社の公益目的の使命を守ることを目的とする独立統治機関「Long-Term Benefit Trust」に加わった。
Anthropicは、AI企業としての公共的使命との整合性維持を目的に設立された統治機関「Long-Term Benefit Trust」に、元米連邦準備制度理事会(FRB)議長で2022年のノーベル経済学賞受賞者であるベン・バーナンキ氏を任命した。同社によれば、バーナンキ氏はAIが経済をどう変えるかについての理解促進に貢献する見通しである。Anthropicは同信託を、同社に助言し取締役を任命する独立した統治構造と位置付けており、メンバーは株式を保有せず、報酬は時間と職務への対価に限定される。バーナンキ氏は、ニール・バディ・シャー氏、リチャード・フォンテーヌ氏、マリアーノ=フロレンティーノ・クエジャル氏に続く信託メンバーとなる。バーナンキ氏は2006年から2014年まで米連邦準備制度を率い、ゼロ金利政策や量的緩和を含む2008年の金融危機対応で中心的な役割を担った。OpenAIの元研究者や元幹部が2021年に設立したAnthropicは、GoogleやAmazonを含む投資家から大規模な支援を受けている。同社の統治モデルは、トークン化やオンチェーンの仕組みではなく、伝統的な法的枠組みに依拠している。