ニケシュ・アローラ氏は、今後2年間でAI利用料を大幅に引き下げる必要があると指摘した。インフラ投資が膨らむ中、パランティアのアレックス・カープ氏ら経営陣による広範な問題提起に加わった形である。
パロアルト・ネットワークスのCEOであるニケシュ・アローラ氏は、企業での幅広い導入をアンロックするにはAIトークンのコストを大幅に引き下げる必要があると述べ、現行の価格設定では多くの企業が大規模導入するには高すぎるとの認識を示した。アローラ氏は7月9日のCNBC出演で、6月22日の20VCポッドキャストでの発言を踏まえつつ、OpenAIの最新モデルが自律型コーディングでトークン効率を54%高めたことは前進だが十分ではないと述べた。今後12カ月で約20%の追加的な効率改善を進め、24カ月以内に価格を90%引き下げる道筋を示した。こうした発言は、企業が推論コストの上昇や消費者向けAI事業の損失と巨額のインフラ投資をてんびんにかける中、AIの経済性を巡る議論が広がっていることを示している。パランティアのCEOであるアレックス・カープ氏もトークンベースの価格設定を批判し、よりオープンな代替案を支持しており、現行のコスト構造の下では企業が導入に慎重になっていると述べている。この議論はソフトウエア企業にとどまらず、アマゾンがAI基盤整備の一部資金に充てるため最近250億ドルの社債を発行した例を含め、巨額の支出計画が最終的に収益を生む事業モデルによって支えられる必要があるという点で重要である。