マイクロン、エヌビディア、ブロードコムが半導体株の反発を主導し、月初来の下げをテクノロジー株中心の指数が取り戻した。原油安に加え、SpaceX関連の指数組み入れに伴う資金流入見通しも投資家心理を支えた。
ナスダック総合指数は7月9日に約1.1%〜1.2%上昇し、月初からテクノロジー株中心の指標を圧迫していた下落分を打ち消した。S&P500種株価指数は約0.8%上昇し、ダウ工業株30種平均は約0.3%〜0.4%上げた。 今回の反発に先立ち、7月上旬には2度の大幅安があった。ナスダックは7月1日に0.66%下落して26,040.03で引け、AI向け半導体の性能を巡る懸念が強まった7月7日にはさらに1.16%安の25,818.69となった。それまで下落を主導していた半導体株が、今度は反発のけん引役となった。売り局面で1営業日で10%超下落したマイクロン・テクノロジーは、エヌビディア、ブロードコムとともに持ち直し、AIインフラ整備に関わる主要メモリー半導体供給企業であるサムスン電子とSKハイニックスも上昇に加わった。 この値動きに先立ち、半導体セクターは2026年上期に80%超上昇していたが、7月上旬には投資家の利益確定売りで伸び悩んでいた。市場全体の地合いは、米国とイランの緊張を背景とする圧力が原油安で和らいだことでも支えられた。 ナスダックの支援材料としては、超大型IPO(新規株式公開)に対応するための新ルールの下で7月7日に予定されているSpaceXのナスダック100指数への組み入れもあった。この変更により、ナスダック100連動のインデックスファンドが指標に合わせてSpaceX株を買い入れる必要が生じるため、パッシブ資金の流入が見込まれている。