
米仮想通貨市場構造法案の改訂版は、上院協議、SEC(証券取引委員会)のルール策定計画、業界の楽観論が限られた立法日程に重なるなか、8月7日の休会前となる7月13日の週に浮上する可能性がある。
Clarity Actの新たな草案は、支持派が8月7日の休会前に米国の仮想通貨市場構造法制を前進させるための事実上最後の機会となり得る日程を活用しようと急ぐなか、7月13日の週に公表される可能性がある。改訂文書は上院銀行委員会と農業委員会の作業を統合し、70ページ超の新規内容を追加したうえで、消費者保護をより重視し、SEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)の間で監督権限を分担する内容になる見通しである。 下院は2025年に超党派の支持で独自案を可決したが、上院案は可決に60票を必要とし、なお民主党の支持を得られるか不透明である。最大の未解決争点は、民主党が求める倫理条項であり、大統領を含む政府高官が仮想通貨業界との事業上の関係を維持することを禁じる内容である。このほか、ステーブルコイン利回り、DeFi(分散型金融)、連邦法の優先、SEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)の人員体制、顧客資産を管理しない開発者の保護も議論となっている。 同時にCryptoSlateは、SEC(証券取引委員会)がCLARITYの上院採決前に仮想通貨ルール策定に着手する可能性があると報じた。発行体、ブローカーディーラー、取引施設はそれぞれ別個のNPRM(規則案告示)トラックに置かれる可能性がある。コインベースのライアン・バングラック副会長は、Clarity Actは「ゴール直前」にあると述べ、立法と規制の変化が「コインベースと業界全体を加速させる」足場を築いていると指摘した。法案の行方はなお流動的であるものの、業界の期待感の強さが浮き彫りになっている。