Gradium、Nvidia参加でシード調達を1億ドル超に拡大

パリ拠点の音声AIスタートアップは、この資金調達によりサンフランシスコの新拠点開設と人材採用を進めるほか、音声、翻訳、音声モデル製品の展開を支えるとしている。

要約

パリ拠点の音声AIスタートアップであるGradiumは、Nvidiaの参加を得てシード資金調達額を1億ドル超に拡大した。これにより、既に開示していたラウンドに資金を積み増し、製品ラインアップの拡充と米国展開の強化に向けた資本を確保した。資金はサンフランシスコの新拠点開設とグローバルな人材採用に充てるとしている。 Gradiumは最近、STT、TTS、Gradium Translate、音声モデルのPhononを含む製品を投入した。リアルタイム音声AIツールへの注力を鮮明にした形である。同社は超低遅延の音声システムに注力しており、応答遅延を減らしてAIとの会話をより自然に感じさせることを目指している。音声インターフェースが顧客サポート、自動車、業務ソフト、教育、消費者向けアプリケーションへと広がる中、この分野の重要性は高まっている。 Gradiumは、通信業界の富豪グザビエ・ニール氏が支援するフランスのAI研究機関Kyutaiからスピンアウトした。共同創業者のNeil Zeghidour氏は、Google Brain、DeepMind、Facebookの元研究者である。Nvidiaの参画は、同社の計算基盤やソフトウェアエコシステムへの需要を押し上げ得るAI関連企業への支援を広げる中で、戦略的な重みを加えるものとなる。

用語解説
  • STT: 話し言葉を文字テキストに変換する音声認識技術。
  • TTS: 書かれたテキストを合成音声に変換する音声合成技術。
  • ultra-low-latency: システムがほぼ即座に応答できるよう、遅延を最小限に抑える設計。