コインベースは経営陣の再編をさらに進める。ポール・グレワルは2026年7月31日付で最高法務責任者を退任し、顧問に転じるとともに、Coinbase National Trust Companyの取締役にとどまる。モリー・アブラハムはゼネラル・カウンセルに昇格し、ライアン・ヴァングラックは副会長兼コーポレートアフェアーズ責任者に就き、規制当局対応、政府渉外、グローバル提携を統括する。ヴァングラックは2024年9月、シタデル・セキュリティーズのマネージング・ディレクター兼ゼネラル・カウンセルからコインベースに加わった。同氏の職掌拡大は、コインベースが株式取引やAI主導の金融ツールへ事業を広げる一方、係属中のClarity Actなどの法整備に対応する局面と重なる。グレワルは、SEC(証券取引委員会)が2023年に同社を提訴した後の防衛を主導し、その後の訴訟棄却は当時の仮想通貨業界における最も重要な法的勝利の一つとなった。