メモリー半導体株の足元の下落により、AI関連の半導体需要が計算能力の過剰供給や顧客の調達モデルの変化で圧迫されるとの懸念が強まっている。
モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのCIO、リサ・シャレットは、ハイパースケールのクラウド事業者がより低コストの自社製半導体を組み込むようAIデータセンターのスタックが再設計されており、半導体メーカーの価格決定力が限られている兆候があるとして、半導体株に慎重になるよう投資家に警鐘を鳴らした。この慎重な見方は、6月下旬の高値以降にメモリー半導体株が反落したことで一段と強まった。Metaが計算能力を販売しているとの報道も一因となり、計算能力の過剰供給を巡る懸念が浮上しているためである。CCTV財経は7月11日、サンディスク、マイクロン、シーゲイト、ウエスタンデジタルがここ数週間でいずれも20%以上下落したと報じた。アナリストは同時に、この分野がクラウドおよびAIデータセンター顧客との3年から5年の供給契約へ移行しつつあるとも指摘した。