上院民主党、トランプ大統領の仮想通貨との関係で公聴会要求、倫理・外国勢力の影響・World Liberty持ち分を問題視

上院民主党、トランプ大統領の仮想通貨との関係で公聴会要求、倫理・外国勢力の影響・World Liberty持ち分を問題視

米上院の民主党幹部は、トランプ大統領の仮想通貨保有や一族関連事業の外部投資家が、国家安全保障や倫理、外国勢力の影響に関するリスクを生んでいないかを巡り、委員会での公聴会開催を求めている。

TRUMP

ファクトチェック
複数の独立した信頼性の高い報道機関が、主張の中核部分を裏付けている。CNBC(「Democrats want Trump crypto disclosure hearings」)は、上院民主党議員5人が2026年7月10日、ワールド・リバティ・ファイナンシャルへの外国人投資家とトランプ大統領の仮想通貨収入を巡る国家安全保障上の懸念を理由に、公聴会の開催要求を更新したと報じた。Crypto Briefing(ブルームバーグ引用)は、この5人がウォーレン、ブルーメンソール、ピーターズ、ダービン、ワイデンであり、銀行、調査、国土安全保障、司法、財政の各委員会にまたがる有力議員であると名指しし、倫理・利益相反や外国勢力の影響という論点に加え、CLARITY Actの文脈も確認している。The Hillも同じ顔ぶれと論点を裏付けている。主張の具体的要素である、5人の有力な民主党議員、複数委員会、仮想通貨収入・保有・一族関連事業、利益相反、外国勢力の影響、ワールド・リバティ持ち分、停滞する仮想通貨法案は、いずれも裏付けられている。
要約

米上院の民主党幹部は、ドナルド・トランプ大統領の最新の資産開示で、仮想通貨関連収入が約14億ドルに達し、World Liberty Financialに持ち分を持つ氏名不詳の第三者の存在が示されたことを受け、大統領の仮想通貨事業上の利害関係を巡る委員会公聴会の開催を求めている。議員らは、この開示が国家安全保障、倫理、外国勢力の影響に関する懸念を提起しているとし、アラブ首長国連邦やその他の外部投資家が大統領の意思決定に影響力を持ち得るかどうかを問題視した。 7月10日の声明は、金融、安全保障、司法を所管する上院5委員会の民主党筆頭委員であるエリザベス・ウォーレン、リチャード・ブルーメンソール、ゲーリー・ピーターズ、ディック・ダービン、ロン・ワイデンの各氏が発表した。声明では、トランプ大統領のミームコインからの収入が約6億3600万ドル、World Liberty Financialのトークン販売による収入が約5億1500万ドル、さらに持ち分から6500万ドルに上ると指摘し、トランプ大統領が仮想通貨政策を形成する一方で同セクターから利益を得ていると主張した。 要求文ではさらに、UAE関連の事業体がWorld Liberty Financialの49%の持ち分を約5億ドルで取得したとの報道や、司法省のNational Cryptocurrency Enforcement Teamの解散にも言及し、監督の弱体化を示すものだと位置付けた。ホワイトハウスは、UAEとの人工知能を巡る合意とこの仮想通貨企業との間に関連性はないと否定し、トランプ大統領の資産は子どもたちが運営する信託で保有されていると説明している。今回の動きが前進するかどうかは、共和党の各委員長が要求された公聴会の開催に同意するかにかかっている。

用語解説
  • World Liberty Financial: トランプ一族と関係する仮想通貨事業で、トークン販売や持ち分を通じて収益を上げている。
  • token sales: 仮想通貨プロジェクトが購入者や投資家から資金を調達するためにデジタルトークンを販売すること。
  • National Cryptocurrency Enforcement Team: 仮想通貨関連犯罪の捜査と訴追に重点を置いていた米司法省の部門。