
旧Makerプロトコルの基盤財団は、2026年通期の売上高が6億1100万ドルに達する可能性があり、増収の大半はステーブルコインUSDSの成長が牽引するとした。
Sky Frontier Foundationは金曜日に公表した2026年6月の財務・運営アップデートで、旧Makerとして知られるSkyエコシステムの年換算粗売上高ランレートが4億1900万ドルに達したと明らかにした。プロトコルは2026年第1四半期に約1億2379万ドルの粗売上高を計上し、同四半期の黒字は4600万〜6100万ドルとなった。2025年8月により広範なエコシステム支援のため設立された同財団は、Skyエコシステム全体の2026年売上高が6億1100万ドルに達すると見込んでおり、2025年の粗売上高3億3800万ドルから増加する見通しである。プロトコルの主力ステーブルコインであるUSDSが主な収益源で、ステーブルコインの合計供給量は現在約110億ドルに近い。財団は、利回りを求める機関投資家の需要を追い風に、USDSの供給量が2025年末の92億ドルから2026年末には206億ドルへ拡大すると予測している。6月の運営報告では、sUSDS保有者への累計利回り支払いが2億5000万ドルを超え、Sky Reservesは8250万ドルに増加し、GroveのsUSDS固定利回り商品はPendle Financeとの組み合わせで初月の預かり資産総額が4410万ドルに達したことも示された。DefiLlamaのデータによると、Skyは過去30日間で3014万ドルの手数料収入を生み、年換算ではおよそ3億6700万ドルとなる計算で、手数料ベースである点を除けば財団の総売上高指標とおおむね整合している。メーカーダオのリブランディング版であるSky Protocolは、助成金、財務運営、エコシステム開発を管理するためSky Frontier Foundationも活用しており、Sky Agents(融資やステーブルコイン活動向けの自律システム)も支援している。今回のアップデートは、プロトコルの黒字が売上高以上にDeFi(分散型金融)投資家にとって重要となる可能性を示す一方、2026年の見通しが継続的な機関投資家需要と安定したマクロ環境に大きく依存していることも浮き彫りにした。