XRP現物ETFの資産、10億ドルに接近も需要は鈍化

米上場のXRPファンドの総資産は7月10日の小幅な資金流入を受けて9億9665万ドルに達した。一方で、週間では729万ドルの純流出となり、オンチェーン活動の鈍化や先物データの軟化も需要減速を示した。

XRP

要約

米国のXRP現物ETFは7月10日に10万7400ドルの純流入を記録し、総純資産は9億9665万ドル、設定来の累計流入額は14億8000万ドルに拡大した。カテゴリー全体では10億ドルの大台までなお335万ドル不足している。米国で取引される7本のファンドは合計で約9億6450万XRPを保有するが、データ集計基準日によって7月9日または7月10日までの週間純流出額は729万ドルとなり、9週連続の週間純流入は途切れた。7月初旬にはXRP需要全体も弱含みとなった。Santimentによれば、XRP Ledgerのアクティブウォレット数は2万5350に減少し、2026年で2番目に低い日次水準となったほか、新規ウォレット作成数も2130と2024年11月以来の低水準に落ち込んだ。さらに、バイナンスのXRP先物建玉は約3億9700万XRPへ低下し、3カ月超ぶりの低水準となった。アナリストは、バイナンスのファンディングレートが大幅なマイナス圏にあることについて、センチメントが改善すれば逆張りの反発シグナルとなる可能性があると指摘した。

用語解説
  • XRP現物ETF: デリバティブを使わず、XRPを保有または直接連動する上場投資信託。
  • ファンディングレート: 無期限先物のロングとショートのトレーダー間で定期的に支払われる資金調整額。
  • 建玉: 未決済のデリバティブ契約総数。