
米国の仮想通貨ETFの資金フローは8週間の流出後にプラスへ転じ、7月6日〜10日の取引週に現物ビットコインファンドへ約1億9700万ドルが流入、純資産総額は774億2000万ドルに達した。
米国の現物ビットコインETFは7月10日に純流入9044万ドルを記録し、週間のビットコインETFフローを約1億9700万ドルへ押し上げた。これにより、同分野から80億ドル超が流出していた8週間連続の償還超過に終止符が打たれた。SoSoValueの7月6日〜10日の取引週データによると、流入を主導したのはブラックロックのIBITで2億9200万ドル、最大の流出はGBTC (Grayscale Bitcoin Trust)の1億800万ドルだった。記事執筆時点の純資産総額は774億2000万ドル。現物イーサETFも8週間続いた流出基調を脱し、週間純流入は8442万ドルとなった。ビットコインは週間で3%上昇し、6万4000ドルを上回って推移するなか、市場では6万5000ドルの水準が注視された。Swissblockは弱気相場で最も強いETFの分配局面は終了し、ビットコインのリスクは投げ売り水準から和らいでいると指摘した。一方、Ecoinometricsは、数日間の資金流入だけでは累積保有残高の広範な減少傾向はまだ反転していないと警告した。アナリストは、今回の流入は売り圧力の緩和を示唆する可能性があるものの、投資家が資金引き揚げを一時停止しただけでなく、再びエクスポージャーを積み増していると示すには、さらに数週間にわたる一貫した需要が必要だと述べた。