
クウェートは、クウェート市上空で防空システムが敵対的な航空目標に対処したと明らかにした。一方、別の攻撃では国境拠点と沖合の掘削リグが損傷した。イラン国内の標的に対する米国の攻撃後、イランとつながる湾岸地域の緊張が一段と拡大した。
クウェートは、防空システムが同国領空内でドローン、弾道ミサイル、巡航ミサイルを迎撃し、クウェート市全域でサイレンが鳴ったと明らかにした。これらの迎撃による大きな死傷者や重大な被害は当初報告されなかった。これとは別に、クウェート国防省は3カ所の国境拠点と沖合の掘削リグが攻撃を受け、構造物の損傷が生じ、作業員1人が負傷したと発表した。 これらの事案は、湾岸地域全体の緊張激化の中で発生した。イラン革命防衛隊は、イラン国内の数十カ所の標的に対する米中央軍の攻撃を受け、バーレーン、オマーン、ヨルダン、クウェートにある米国関連の軍事目標に報復攻撃を実施したと表明した。クウェート軍は、国内で聞こえた爆発音は迎撃によるものだと説明した一方、革命防衛隊はクウェート国内の米地対地ミサイル基地を攻撃し、HIMARS発射機2基とミサイル保管庫を破壊したと主張した。ただ、この主張はクウェート側が確認していない。 新しい情報源によれば、今回の攻撃に先立ち、2026年4月24日にはイラク領内から発射された爆発物搭載ドローンが北部の陸上国境拠点2カ所を攻撃し、人的被害はなかったものの物的損害が発生していた。また、2026年7月9日から12日にかけても、クウェート市では防空システムが追加のドローンやミサイルの脅威を迎撃し、サイレン警報が発令された。報道は、日量約73万バレルを処理するミナ・アル・アフマディ製油所を含むクウェートのエネルギーインフラへのリスクや、原油価格とインフレ期待への波及の可能性も指摘している。