
東京はGPIFを含む年金基金に日本の金融資産を重視するよう促しているが、当局は基金の中期ポートフォリオ目標を当面変更する計画はないとしている。
日本政府は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基準ポートフォリオを直ちに見直す計画はないが、GPIFを含む年金基金に対し、国内金融資産への投資を増やすよう促している。片山さつき財務相は7月10日、政府として日本市場への投資拡大を後押ししたいと述べ、木原稔官房長官は、GPIFはポートフォリオを毎年見直しており、投資環境が大きく変化すれば配分を調整できると説明した。約293.6兆円を運用するGPIFは現在、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式をそれぞれ25%ずつ保有する配分目標を掲げており、国内債券は上下6ポイントの乖離が認められている。市場の反応は限定的で、片山氏の発言後は円高が進み、日本国債利回りは低下した。政府関係者はまた、GPIFの責務は政策目標ではなく年金受給者にあることを強調した。別件では、日本経済新聞が、政府の有識者会議が未上場株や不動産などオルタナティブ資産の配分を、3月時点の1.7%から既存の上限である5%に近づけるよう提言する可能性があると報じた。