アフワズ空港への攻撃、イラン領空閉鎖リスクへの注目強まる

シリク近郊での爆発と、アフワズのシャヒド・ソレイマニ国際空港への攻撃確認を受け、米・イラン間の緊張激化のなかで、イランが7月31日までに領空を全面閉鎖するかどうかへの関心が強まった。

要約

イラン南部ホルモズガーン州のシリク近郊で爆発が報告され、イランメディアはアフワズのシャヒド・ソレイマニ国際空港への攻撃を確認した。これを受け、イランが7月31日までに領空を全面閉鎖する可能性への警戒が強まっている。これらの事案は、イラン標的への米軍の攻撃が続くなかで発生した。新しい報告では、最近の停戦崩壊後の報復攻撃とされ、古い報告では、2月以降の米・イスラエル合同空爆後も敵対行為が継続していたとしている。ホルムズ海峡に近いシリクは、これまでにもミサイルやドローンの保管施設に対する米軍の攻撃地点として挙げられていた。アフワズ空港への攻撃による死傷者は報告されていない。予測市場の価格では、7月31日までに領空が全面閉鎖されるとの「YES」の確率は24.5%を示した。一方で、イランがホルムズ海峡を航行する船舶を攻撃しないと約束する可能性は低下しており、目先の緊張緩和期待の後退を示している。市場は今後、イラン民間航空庁の発表や、見通しを左右し得る外交、停戦、軍事面の動向を注視している。

用語解説
  • ホルムズ海峡: イラン近海にある、世界の石油と海上輸送の流れにとって重要な狭い海上の要衝。
  • 領空閉鎖: 一国の領空を民間航空機が通航できなくする停止または閉鎖措置。
  • 予測市場: 特定の将来事象が起きる確率を取引参加者が価格に織り込む市場。