長鑫科技が科創板IPO申請、66億8808万8608株を上場へ

長鑫科技が科創板IPO申請、66億8808万8608株を上場へ

上海で予定する579億1900万元の上場は、中国の半導体分野で最大のIPOとなる見通しで、調達資金はDRAM生産能力の拡大、技術高度化、新たな上海工場の建設に充てられる。

要約

長鑫科技は、CXMT Corp.およびChangXin Memory Technologiesとしても知られ、上海・科創板でのIPOを進めている。6,688,088,608株を1株8.66元で発行し、約579億1900万元を調達する見通しで、オーバーアロットメント・オプションが全額行使された場合は666億700万元に拡大する。基本調達額は、同社が以前示していた295億元の目標のほぼ2倍である。ブックビルディングは7月15日に開始し、申込受付は7月16日に始まり、売買開始は7月27日の予定である。 この案件は、中国史上最大の半導体上場案件であり、2026年のアジアでこれまで最大のIPOと位置付けられている。CXMTは朱一明氏が2016年に設立し、米国の輸出規制強化の下で中国が半導体自給の強化を急ぐ中、国内有力DRAMメーカーへと成長した。同社によれば、2025年の売上高はAIインフラとデータセンター拡張に伴う需要を追い風に、550億元へ倍増超となった。CXMTは世界DRAM市場の約7.7%を占め、長年Samsung、SK Hynix、Micronが支配してきた分野で競争している。 IPOで調達する資金は、生産ラインの高度化、技術開発、能力増強に充てられ、上海での新工場建設も含まれる。この上場は、仮想通貨関連の上場前市場でも注目を集めており、CXMTに連動する契約はIPOの基準価格を大きく上回る評価で取引され、将来成長への強気な期待を映している。

用語解説
  • 科創板: 上海証券取引所のうち、科学技術・イノベーション企業向けに設けられた市場区分。
  • DRAM: ノートPC、サーバー、AI計算システムなどに使われるメモリーチップの一種。
  • オーバーアロットメント・オプション: 投資家需要が強い場合に引受証券会社が追加株を販売できる仕組みで、IPOの調達額を押し上げる。