
参議院の承認により、仮想通貨は日本の金融商品取引法の対象となり、インサイダー取引規制や開示義務が加わるほか、現物仮想通貨ETFの実現可能性やその後の税制改正論議を後押しする。
参議院は、暗号資産を金融商品取引法の対象とする改正案を承認した。これにより、決済サービス法の枠組みから移行し、インサイダー取引の禁止、発行体の開示義務、無登録営業に対する罰則強化、監査を受けていない募集に対する個人投資家向け200万円の上限が導入される。この動きは、日本における現物仮想通貨ETFの土台を築くとともに、最大55%に達する現行税率から、約20%の申告分離課税と3年間の損失繰越を認める将来の税制変更に向けた布石とみられているが、実施にはなお追加の手続きが必要である。法案審議が進む中、ビットコインは一時65,000ドルを上回って取引され、米国のインフレ指標の鈍化を受けてリスクセンチメントも改善した。一方、米国の現物ビットコインETFには1億8100万ドルの純流入があり、米国の現物イーサリアムETFにも約5800万ドルが流入した。