ウクライナによる船舶攻撃を受け、ケルチ海峡とアゾフ・ドン水路で事前告知のない安全保障上の制限が続く一方、モスクワは代替ルートの準備を進め、輸出と国内食料供給には影響しないとしている。
ロイターが業界筋の話として伝えたところによると、ウクライナによるロシア商船への攻撃後もアゾフ海の海運規制は維持され、ロシアの穀物輸出の約4分の1で利用される航路に支障が出ている。船舶はアゾフ海内の航行は可能だが、ケルチ海峡やアゾフ・ドン水路を通って出入りすることはできず、金曜日に導入されたこの規制は正式な公表なしに口頭で伝達されたという。ロシア農業省は火曜日、穀物貨物向けの代替航路や他の輸送手段を準備していると表明し、国内の食料供給と輸出能力には影響しないとの見方を示した。別途、ウクライナ軍は夜間のドローン攻撃でアゾフ海のロシア船11隻が被弾したとし、その内訳はタンカー5隻、ばら積み貨物船5隻、タグボート1隻だった。一方、これに先立つロイターの報道では、7月10日の攻撃でタンカー10隻を含む13隻が標的になったとしていた。