Webull EU、オランダでMiCAR承認を取得し仮想通貨カストディ開始へ

同社はまずオランダで展開を開始し、その後パスポート制度を通じてEU全域へ拡大する計画で、顧客取引の執行はCoinbase Luxembourg S.A.が担う。

要約

Webull EUは、オランダでMiCARの承認を取得し、欧州連合の暗号資産市場規則(MiCAR)に基づく規制下の暗号資産サービスの提供を開始できるようになったと発表した。同社はまずオランダでサービスを開始し、その後パスポート制度を通じてEU全域へ拡大する計画だが、この追加承認はなお審査中である。顧客の暗号資産はWebull EUがカストディで保管し、取引執行はCoinbase Luxembourg S.A.が担う。 同社によれば、AFM(オランダ金融市場庁)からの認可により、オランダでMiCAR承認を確保した最初期の二重規制投資会社の一社となった。Webull Securities(Europe)の最高経営責任者(CEO)であるAndries van Luijk氏は、この決定は同社の欧州展開における重要な節目だとし、新たなEU枠組みの下で顧客に規制されたデジタル資産へのアクセスを提供すると述べた。 Webullによれば、事業開始は2026年後半を予定しており、欧州の利用者は複数の資産クラスにわたり同社プラットフォームを通じて仮想通貨注文を出せるようになる。これは、規則の移行期間が7月1日に終了し、1つの加盟国で認可を受けた企業が各国ごとの個別免許なしに欧州経済領域全体で対象の暗号資産サービスを提供できるようになったことを受け、欧州全域で企業がMiCAR認可の確保を急ぐ中での動きである。

用語解説
  • MiCAR: サービス提供事業者向けのEUの仮想通貨規制ルールブック
  • custody: 顧客のデジタル資産を安全に保管すること
  • passporting: 1つのEUライセンスを加盟国全体で活用する仕組み