Resideo、2026年8月3日のADI分離を前に2025-2030年目標を設定

ADIはインベスター・デーで独立後の成長目標と利益率目標を示し、Resideoからの分離を8月上旬に予定する中、2030年までに売上高約60億ドルを目指す道筋を明らかにした。

要約

ADI Global Distributionは、2026年8月3日に予定するResideo Technologiesからのスピンオフを控え、インベスター・デーで独立企業としての戦略と中期財務目標を示した。2030年までの売上高年平均成長率を4%~6%とし、同年までに売上高約60億ドルを目指すほか、売上総利益率を40~50ベーシスポイント拡大し、調整後EBITDAを年率10%超で成長させ、2030年までに調整後EBITDA利益率8%超、営業キャッシュフロー累計10億ドル超を達成する目標を掲げた。 ADIは、北米の総アドレス可能市場約650億ドルにおいて、セキュリティー、住宅向けAV、火災・人命安全の各分野でカテゴリーリーダーの地位にあるとした。経営陣は、成長計画の柱として、オムニチャネル基盤、専売ブランドの拡大、ProAVおよびDataComm分野への進出、付加価値サービス、業務効率化施策、小規模買収を挙げた。デジタルは引き続き主要な売上成長要因になるとし、当面はデジタル売上高の年平均成長率が1桁台後半から10%台前半になると見込む。また、2027年末までに年間換算で8000万ドル超の営業コスト削減を実現する計画を特定したと述べた。 ADIの次期社長兼最高経営責任者(CEO)に就くRob Aarnes氏は、同社のカテゴリー上の地位、顧客関係、オムニチャネルモデル、成長プロファイルが、独立企業としてさらなる市場浸透と財務実績の向上を支えると述べた。ADIは、スピンオフが引き続き8月3日に完了する見通しであり、関連条件を前提に、ADI株は8月4日からニューヨーク証券取引所でティッカーシンボル「ADIG」で通常取引を開始する見込みだとした。分離は、端株の代わりに受け取る現金を除き、米連邦所得税上、Resideo株主に対して非課税となる見込みである。

用語解説
  • 調整後EBITDA: 利息、税金、減価償却費、償却費などの特定費用を除外した利益指標。
  • ベーシスポイント: 1パーセントポイントの100分の1に当たる単位で、主に利益率の変化を示す際に使われる。
  • tuck-in acquisitions: 既存事業に組み込んで製品、顧客、能力を拡充する小規模買収。