セルヴィエ、Edgewiseの筋ジストロフィー事業を最大26億5000万ドルで買収完了

この買収により、セルヴィエの希少神経疾患パイプラインに後期段階のsevasemtenとEdgewise Therapeuticsの専門知見が加わる。契約額は15億5000万ドルの前払いに加え、最大11億ドルのマイルストーン支払いで構成される。

要約

セルヴィエは、規制当局の承認取得と通常のクロージング条件の充足を経て、Edgewise Therapeutics Inc.の筋ジストロフィー事業の買収を最大26億5000万ドルで完了したと発表した。取引には15億5000万ドルの前払いと、規制および商業上のマイルストーンに連動する最大11億ドルが含まれる。今回の買収の中核はsevasemtenであり、経口投与の治験薬として、ベッカー型筋ジストロフィーでは重要試験コホート、デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは第2相試験で評価が進んでおり、セルヴィエが掲げる希少神経疾患分野への注力を強化する。買収により、プログラム推進を支えるEdgewise Therapeuticsの専門チームと知見も取り込むとしている。セルヴィエはsevasemtenについて、不安定な筋肉を収縮誘発性の損傷から保護することを目的とした、ファスト・スケレタル・ミオシン阻害剤(筋収縮タンパク質を標的とする薬剤)のファーストインクラス候補と説明した。ベッカー型筋ジストロフィーは承認治療法のないまれなX連鎖遺伝性疾患である一方、デュシェンヌ型筋ジストロフィーはより重篤な進行性筋疾患で、通常は出生時から始まり、10代前半までに歩行能力の喪失を伴う。

用語解説
  • sevasemten: 筋ジストロフィー向けの経口投与の治験薬。
  • fast skeletal myosin inhibitor: 筋肉に有害な収縮を抑えるよう設計された薬剤。
  • pivotal cohort: 承認取得の可能性を見据えた後期段階の主要試験群。