HCLテック、1Q売上高が市場予想超えで四半期利益20.3%増

インド第3位のITサービス企業は、4〜6月期売上高が3457.9億ルピー、新規契約が24億ドルとなり、AIデータセンターに最大3500億ルピーを投資する計画を示した。

要約

HCLテックは第1四半期の売上高がアナリスト予想を上回った。4〜6月期の連結売上高は3457.9億ルピー(36.2億ドル)で、前年同期比13.94%増となり、LSEG集計の市場予想3435億ルピーを上回った。インド第3位のITサービス企業である同社は、金融サービス、テクノロジー、小売り部門が成長を支えたとした。純利益は20.3%増の462.4億ルピーとなり、アナリスト予想の451.2億ルピーも上回った。一定為替ベースの売上高は2.6%増加し、新規受注は過去最高の24億ドルに達した。先端AI関連売上高は1.71億ドルに増加し、前四半期比10.6%増、一定為替ベースの前年同期比62.1%増となった。HCLテックはまた、最大3500億ルピー(約3.7億ドル)を投じ、潜在容量50MWのAIデータセンターを設立する計画も明らかにした。同社はFY27の見通しとして、一定為替ベースの売上高成長率1%〜4%、サービス売上高成長率1.5%〜4.5%、EBITマージン17.5%〜18.5%を据え置き、1株当たり12ルピーの四半期配当を発表した。こうした決算は、先進AIツールがソフトウエア企業のビジネスモデルを揺るがすとの懸念や、裁量的なテクノロジー支出の鈍化を受け、アナリストがインドの3150億ドル規模のIT業界への見方を引き下げる中で公表された。競合大手のタタ・コンサルタンシー・サービシズも先週、四半期売上高が市場予想を上回っており、同業界の収益回復への期待が高まっている。HCLテック株は決算発表前に4.9%高で取引を終えた。

用語解説
  • 一定為替: 為替変動の影響を除いて成長率を測定する手法。
  • AIデータセンター: 人工知能システムの学習と稼働に必要な計算能力とインフラを提供するために構築される施設。
  • EBITマージン: 利払いや税引き前の利益を売上高に対する比率で示した営業利益率。