Custom Market Insights、セカンドライフ電池市場は2035年までに469億ドルに達すると予測

同調査会社は同市場を2025年に154億ドル、2026年に172億ドルと見積もっており、蓄電や充電用途で電池の再利用が広がる中、年平均成長率11.8%を見込んでいる。

要約

Custom Market Insightsは、世界のセカンドライフ電池市場が2025年に約154億ドルと評価され、2026年には172億ドル、2035年までに約469億ドルに拡大すると予測している。これは2026年から2035年にかけて約11.8%のコンパウンド年間成長率を示す。報告書は、セカンドライフ電池を主に電気自動車由来の使用済みエネルギー貯蔵システムと定義しており、輸送用途の性能要件は満たさないものの、元の容量の50%から80%を維持しており、EV充電、商業・産業用エネルギー貯蔵、家庭用蓄電、オフグリッドシステム、系統関連用途など、要求水準の低い用途に転用できるとしている。成長要因としては、持続可能性目標、サーキュラーエコノミー政策、脱炭素化への取り組み、変動の大きい再生可能エネルギーや分散型エネルギーシステム向けに低コストの蓄電需要が高まっていることを挙げた。2025年は北米が最大の市場シェアを占め、クリーンエネルギー奨励策、インフレ抑制法による資金支援、実証プロジェクト、送電網のレジリエンスや異常気象リスクに関連する需要がこれを支えた。一方、アジア太平洋地域はEV生産の強さとグリーン技術の導入拡大を背景に、最も高いコンパウンド年間成長率を記録する見通しである。報告書はまた、Moment Energyが2024年1月に1500万ドルのシリーズA資金調達を完了したと指摘しており、Amazon Climate Pledge FundとVoyager Venturesが共同で主導した。

用語解説
  • セカンドライフ電池: 電気自動車由来であることが多い使用済み電池を、より要求水準の低いエネルギー貯蔵用途向けに再利用したもの
  • サーキュラーエコノミー: 廃棄物を減らすため、製品の再利用、修理、寿命延長を重視する経済アプローチ
  • CAGR: 一定の予測期間におけるコンパウンド年間成長率