フロリダ州判事、10億ドルのIRS訴訟でトランプ大統領と司法省の和解を無効に

フロリダ州判事、10億ドルのIRS訴訟でトランプ大統領と司法省の和解を無効に

キャスリーン・ウィリアムズ判事は、トランプ大統領によるIRS提訴は不当な目的に基づくものだとし、18億ドル規模の「反武器化基金」案と広範な税務上の保護に結び付いた合意を無効と判断、弁護士らを弁護士会当局に付託した。

ファクトチェック
発信者が提示したリンク先のCNBC記事は、この主張を全面的に裏付けている。キャスリーン・ウィリアムズ判事は、トランプ大統領のIRS訴訟について、司法省との和解に司法上の正当性を与えるという「不適切な目的」に資するものだったと認定し、合意を無効化して審理を再開したうえで、弁護士アレハンドロ・ブリトをフロリダ州弁護士会に付託した。Miami Herald、Politico、CBS Newsも、判事の氏名、18億ドル規模のAnti-Weaponization Fund、「不適切な目的」という理論をそれぞれ独自に裏付けている。唯一の相違点は、主張内で判事の姓が正しくは「Williams」であるにもかかわらず「William」と表記されている点だが、これは内容に影響しない軽微な誤記である。
要約

フロリダ州の連邦判事は、トランプ大統領が内国歳入庁(IRS)を相手取って起こした100億ドルの訴訟に関連し、同大統領と自身の司法省との和解を無効とした。この訴訟は誠実さを欠いて提起され、民事訴訟の当事者が真に対立していなければならないという要件も満たしていないと判断した。キャスリーン・ウィリアムズ判事は、この訴訟が違法な利益誘導に司法のお墨付きを与えるために利用されたと指摘し、その中には18億ドル近い「反武器化基金」案や、トランプ大統領とその家族、関連事業に対する係属中の税務調査を停止する約束を含む広範な税務保護が含まれていたと述べた。政権は超党派の批判を受けて基金案からは既に撤退していたが、監査停止の約束は今回の判断まで残っていた。ウィリアムズ判事は、トランプ大統領側弁護士アレハンドロ・ブリトと、和解を承認した司法省の高官らを弁護士会当局に付託した。

用語解説
  • 内国歳入庁: 税の徴収と執行を担う米連邦政府機関
  • 司法省: 連邦法執行を統括し、連邦訴訟で政府を代表する米政府機関
  • 反武器化基金: 和解に盛り込まれた18億ドル近い基金案で、政治的反発を受けて政権が後に撤回したもの