
米連邦準備制度のクリストファー・ウォラー理事は、インフレの根強さが続けば短期的な利上げが必要になる可能性があるとし、ディスインフレへの信認が弱まればAI関連市場の調整が金融環境を大幅に引き締める恐れがあると警告した。
米連邦準備制度のクリストファー・ウォラー理事は、今後の経済指標でインフレ率が中銀の2%目標を大きく上回ったままであることが示されれば、FRBは短期的に利上げが必要になる可能性があると述べた。一方で、拙速な引き締めによって景気後退を招くリスクには警戒が必要だとした。AI関連市場の反転は金融環境に「かなり大きな」あるいは「相当な」変化をもたらし、先行きの不確実性を高める可能性があるとも指摘した。労働市場は引き続き安定しており、追加的な引き締めがなくてもインフレは鈍化し得るとの見方を示した一方、ディスインフレへの信認が薄れたり物価圧力が広がったりする場合には、2021年のような対応の遅れを政策当局は繰り返すべきではないと警告した。