
米インフレ指標が予想を下回ったことで、ビットコインは64,000ドルを上回り、およそ1時間で約1億1100万ドルの仮想通貨ショート清算が発生した。
米インフレ指標が予想を下回ったことを受けてデジタル資産が全面高となり、仮想通貨デリバティブの清算額は24時間で約3億4000万ドルに達した。内訳はショートが約2億8584万ドル、ロングが約5461万ドルである。7月14日の米消費者物価指数(CPI)発表後のおよそ60分間には、仮想通貨ショート約1億1100万ドルが清算され、このうち約1億580万ドルは下落を見込むポジションだった。ビットコインが64,000ドルを突破して一時65,000ドルに迫り、イーサリアムも1,900ドル前後まで上昇したことが背景にある。とりわけイーサリアムのショートは大きな打撃を受け、この1時間だけで関連ショート清算額は5600万ドル超に達し、指標発表前に弱気ポジションが大きく積み上がっていたことを浮き彫りにした。この動きは、約1億800万ドルのショートが清算された7月7日の大規模なショートスクイーズに続くもので、7月中に弱気ポジションの偏りが繰り返されていたことを示している。上昇相場が広がるにつれて、全ポジションの清算額は24時間で数億ドル規模に膨らみ、急激な相場変動局面でレバレッジが増幅効果を持つことが改めて示された。