ブランカス、ブレーマー取締役会に4億8000万ドルのアシュフォード支払い再交渉を要求

ブラックウェルズはブレーマーの自主管理化への移行を支持し、株主の複数の懸念はすでに対処済みであり、ブランカスによる継続的な公開キャンペーンは株主の利益に資さないと主張した。

要約

ブラックウェルズ・キャピタルがブレーマー・ホテルズ&リゾーツのアシュフォードとの決別を公に擁護し、取締役会に対するブランカスLP1の継続的なキャンペーンを批判したことを受け、ブレーマー・ホテルズ&リゾーツの株主間で新たな対立が浮上した。ブラックウェルズは、ブレーマーが2026年6月12日にアシュフォードとの助言契約を終了し、自主管理型REITへ移行する決定を下したことについて、より簡素で株主への説明責任を直接負う体制に向けた重要な一歩だと述べた。 ブラックウェルズは、アシュフォードとの助言契約の経済条件を巡ってブレーマー取締役会と数年にわたり協議してきたとし、最近の進展を重要な前進だと位置づけた。具体的には、アシュフォードに支払う会社売却手数料の再交渉により支払額が約9430万ドル減額されたこと、新たな独立取締役の選定に向けてファーガソン・パートナーズを起用したこと、自主管理会社への移行後に年間2500万ドル超のコスト削減を実現する方針、そして過去最高水準の資産売却価格を挙げた。 同社は、ブランカスがブレーマー普通株約665,000株、すなわち発行済み株式総数の1%未満を保有しているとしたうえで、2025年12月に同社および現旧取締役の一部を相手取って提訴するなど敵対的行動を取ってきたと述べた。ブラックウェルズは、米メリーランド地区連邦地方裁判所がブランカスの一時的差止命令申立てを却下したと指摘し、ブラックウェルズが利益確定の機会が過去にあったとみるなかで、株主はブランカスがなおキャンペーンを続ける動機を問うべきだとした。 これは、ブランカスが7月13日の声明で、ブレーマー取締役会に対し、同社が4億8000万ドルのアシュフォード向け支払いと位置づける内容の再交渉、1株当たり少なくとも1.00ドルの特別配当の実施、そして株主が独立した取締役会を選任できるようにすることを求めたことを受けた動きである。ブランカスは、同社が資産売却を通じて内部化を進めることでアシュフォードへの「支配権変更」支払いが発動され、実質的なステルス清算に当たる可能性があると主張した。これに対しブラックウェルズは、自主管理化への移行はすでに進行中であり、分離資金を賄うための資産売却も進展しており、再編された独立取締役会の組成も進んでいるとして、この段階でのさらなる公開的対立の激化を退けた。

用語解説
  • 自主管理型REIT: 外部アドバイザーではなく、内部で事業運営を管理する不動産投資信託。
  • 内部化: 外部マネジャーに依存せず、経営および助言機能を社内に取り込むこと。
  • Change of Control: 所有権または支配権の移転時に、支払いやその他の措置を要求し得る契約上の発動条項。