PixVerse、20億ドル超評価でシリーズC拡張ラウンド4億3900万ドル調達

今回の資金調達によりシリーズCの調達総額は4億3900万ドルとなり、PixVerseはAI動画生成から、リアルタイム世界モデルを基盤とするゲーム、共有ワールド、双方向ライブ配信へと事業を拡大する。

要約

PixVerseはシリーズCの拡張ラウンドを完了し、シリーズCの調達総額は4億3900万ドルとなった。これにより、AI動画生成にとどまらず、ゲームや双方向エンターテインメント分野への拡大を後押しする。シンガポール拠点の同社によると、今回の拡張ラウンドにはAlibaba、Lollapalooza Capital、Ivy Capital、Grand Mount Capital、Eastern Bell Capital、Mirae Asset、BlueFocus、CloudAlphaが新規投資家として参加し、既存投資家のiGlobe PartnersとOCBC傘下のLionX Venturesも引き続き出資した。 2023年創業のPixVerseは、現在177カ国超で1億5000万人超のユーザーを抱えるとしている。同社はR1を中核にプラットフォームを拡充しており、R1については世界初のリアルタイム世界モデルで、2026年1月に公開したとしている。その後、共有ワールドとパーソナライズされたアバター機能をR1に追加し、複数ユーザーが同じAI生成環境をリアルタイムで形成できるようにした。 同社は現在、このシステムをPixVerse Game Engineへと拡張している。ユーザーは自然言語で操作し、それに応じて世界が視覚面とゲームメカニクスの両面でリアルタイムに反応する仕組みである。また、AI生成キャラクターが視聴者の入力にリアルタイムで応答する双方向ライブ配信も導入する。主力のV6モデルは引き続き、プロンプト、写真、動画クリップから映画品質の映像を生成することに重点を置く。 今回の発表では、PixVerseがクリエイターツールから、継続的に生成される双方向のデジタル体験へと軸足を移す中で、資金調達の詳細や投資家構成、製品戦略がより明確になった。

用語解説
  • リアルタイム世界モデル: ユーザー入力に応じて仮想環境を継続的に生成・更新するAIシステム
  • 共有ワールド: 複数のユーザーが同時に参加し、影響を与えられるAI生成環境
  • 双方向ライブ配信: AI生成キャラクターや場面が視聴者の入力に即座に反応するライブ配信