アジア時間序盤のスポット金は下落した。米インフレの鈍化や原油価格に絡む中東情勢の緊張が下支え要因となる一方、債券利回りの上昇、ドルの下げ止まり、利上げ観測の根強さが上回った。
アジア時間序盤の金は小幅安となった。スポット金は直近で0.1%安の1オンス当たり4057.13ドルとされ、これに先立つ報道では0.2%安の3992.90ドルとしていた。アナリストは、世界的な債券利回りの上昇、ドルの下げ止まり、金融引き締め的な政策が続くとの見方が金の重しになっていると指摘した。一方、米インフレ指標が予想を下回ったことは一定の支援材料となり、ホルムズ海峡を含む中東情勢の緊張は安全資産需要を支えた。EleonexのStefan Arsenovic氏とTickmillのJoseph Dahrieh氏はいずれも、地域リスクに伴う原油高がインフレ懸念を再燃させ、より引き締め的な政策観測を強める可能性があると述べた。投資家は今後公表される米インフレ指標と労働市場統計に加え、米連邦準備制度当局者の発言から金利の手掛かりを探っている。