HitGen提携先のBioAge、BGE-102の第2相試験で最初の被験者に投与

QUELL-CV試験では、心血管リスクが高い患者を対象に1日1回経口投与のNLRP3阻害薬を検証しており、主要結果は2026年下期に得られる見通しである。

要約

HitGenは、提携先のBioAge Labsが、心血管リスク低減に向けて開発中の経口投与可能で脳移行性を有する低分子NLRP3阻害薬BGE-102の第2相概念実証試験「QUELL-CV」で、最初の被験者への投与を実施したと発表した。同候補薬は、HitGenのDEL(DNA-Encoded Library、創薬スクリーニング手法)技術プラットフォームを通じて特定されたヒット化合物に由来する。BioAgeはこれに先立ち、第1相試験の結果を踏まえ、忍容性が良好な1日1回経口投与でhsCRPの大幅な低下が確認されたことから、BGE-102は同種最良となる可能性を持つNLRP3阻害薬との見方を示していた。無作為化二重盲検プラセボ対照用量設定型の第2相試験では、心血管リスクが高い被験者を評価対象とし、第3相試験の用量選定と心血管疾患領域における今後の開発方針の判断材料とする。主要結果は2026年下期に得られる見通しである。

用語解説
  • NLRP3 inhibitor: NLRP3の炎症経路を遮断するよう設計された薬剤。
  • DEL: DNA-Encoded Library。創薬の出発点を見つけるためのスクリーニングプラットフォーム。
  • hsCRP: 心血管リスクに関連する炎症の血液マーカー。