JPモルガン、2026年第2四半期利益が過去最高に、ジェイミー・ダイモン氏は状況がピークに近い可能性を警告

JPモルガン、2026年第2四半期利益が過去最高に、ジェイミー・ダイモン氏は状況がピークに近い可能性を警告

JPモルガンのビザ持ち分による46億ドルの評価益が過去最高の四半期業績を押し上げ、ウォール街の大手銀行は過去最高となる可能性のあるトレーディング収益の年に向かっている。一方でダイモン氏は、地政学的リスクとマクロ経済リスクの高まりに警鐘を鳴らした。

要約

JPモルガン・チェースは2026年第2四半期の純利益が過去最高の212億ドル、1株当たり7.70ドルになったと発表した。ビザ持ち分に関する46億ドルの利益が寄与した。一時的要因を除く中核利益は169億ドル、1株当たり6.14ドルで、ウォール街予想を上回った。こうした決算は、第2四半期の広範なトレーディング活況の中で発表されたもので、ウォール街の大手5行は過去最高のトレーディング収益を記録する年に向かっている。ゴールドマン・サックスも利益と売上高の大幅増を報告した。ただし、CEOのジェイミー・ダイモン氏は、足元の環境が「これ以上ないほど良好な水準に近づいている」とし、地政学的紛争や根強いインフレ、財政赤字を背景に、水面下でリスクが積み上がっていると警告した。

用語解説
  • 中核利益: 投資家が基礎的な業績をより適切に把握できるよう、一時的または非経常的な項目を除いて調整した利益
  • トレーディング部門: 証券の売買を行う銀行内の部門
  • 希薄化後1株利益: オプションや譲渡制限付き株式など、株式に転換される可能性のある証券を含む株式数に基づいて算出した1株当たり利益