2026年腎臓がん研究サミットでの口頭発表では、前治療歴が多くcabozantinib未治療の難治性RCC患者における長期追跡結果を扱う一方、無作為化第1b相試験は米国とEUで継続中である。
クラ・オンコロジーは、進行性腎細胞がんを対象にdarlifarnibとcabozantinibの併用を評価する進行中のFIT-001第1a/1b相試験の第1a相更新結果を、2026年7月24日にボストンで開催される2026 Kidney Cancer Research Summitの口頭セッションで発表すると明らかにした。発表は、前治療歴が多くcabozantinib未治療の難治性RCC患者における長期追跡に焦点を当てるもので、VEGFR標的療法との併用薬としてのdarlifarnibの可能性をさらに裏付ける見通しである。クラはまた、cabozantinib未治療の難治性進行淡明細胞型RCCを対象に、darlifarnibとcabozantinibの併用とcabozantinib単独を比較する無作為化第1b相用量最適化試験で、米国とEUにおいて患者登録を進めている。この試験は、2028年に予定する承認申請用試験に向けた推奨第3相用量の選定に資することを目的とする。同社によると、今回のデータはESMO 2025で発表したFIT-001 RCC結果と、2026 IKCS: Europeで発表したcabozantinib既治療のccRCC患者に関する知見に続くものである。クラは、これらの結果が、適応的mTORC1シグナル伝達(細胞増殖経路シグナル伝達)の阻害を通じて、複数の標的療法クラスにまたがる精密併用薬としてのdarlifarnibを引き続き支持するものだとした。