IBMが利益警告後に急落したことが投資家心理の重荷となり先物取引はまちまちだった一方、インフレ鈍化期待とAI関連株への熱狂が、原油高にもかかわらずリスク選好を下支えした。
米国株先物取引はまちまちの展開となった。投資家は6月の消費者物価指数(CPI)と米連邦準備制度議長ケビン・ウォーシュの議会証言を前に警戒感を保つ一方、インフレ鈍化の兆候とAI関連株の底堅さを見極めていた。かつて市場で最も安定した優良株の一角とみなされていたIBMは、利益警告を受けて火曜日に過去最大の下落を記録したが、この売りは市場全体の楽観を大きく揺るがすには至らなかった。原油価格も、ホルムズ海峡で攻撃が続き、イランがエネルギー供給の迂回手段を封じる動きを見せるなか、高止まりが見込まれた。S&P500先物は0.1%安、ナスダック100先物は0.5%高、ダウ先物は下落し、ブレント原油は1バレル=86ドル超で取引された。投資家はJPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカの大手銀行による好決算にも注目していた。