Blockchain.comがPolymarketと提携、ワールドカップ準決勝を前に開始

Blockchain.comがPolymarketと提携、ワールドカップ準決勝を前に開始

この統合により、対応する海外市場の対象ユーザーはBlockchain.comのアプリ内でPolymarketの取引が可能となり、ワールドカップを追い風に仮想通貨企業によるイベント連動型取引への幅広い進出が進んでいる。

ファクトチェック
この主張は、PRNewswireの一次プレスリリース「Blockchain.com、アプリに予測市場を組み込むためPolymarketを採用」で直接確認できるほか、ローンチを発表した@blockchainの公式X投稿、さらにCrypto BriefingとThe Crypto Timesによる独立した裏付けでも確認できる。いずれの情報源も、Blockchain.comが対応する海外市場の対象ユーザー向けにアプリへPolymarketの予測市場を統合した点で一致しており、その時期もFIFAワールドカップの準決勝・決勝に合わせたもので、主張と正確に一致する。
要約

Blockchain.comはPolymarketの予測市場を自社アプリに統合し、米国を除く欧州連合(EU)など対応する海外市場の対象ユーザーが、別個のプラットフォームを使うことなく、スポーツ、政治、マクロ経済、エンターテインメントなど現実世界の事象を対象とする取引を行えるようにした。この機能はFIFAワールドカップ準決勝を前に火曜日に開始され、短期の仮想通貨価格の投機に限定されていた従来のSnapMarketsから事業領域を広げるものとなる。ピーター・スミス氏は、大会を巡って予測市場の活動が加速する中、今回の展開に強い需要を見込んでいると述べた。Bernsteinのアナリストは、スポーツベッティングと予測市場のプラットフォームがワールドカップ期間中に約100億ドルの取引高を処理する可能性があると推計しており、Polymarketの「2026 FIFA World Cup Winner」市場では42億5000万ドル超の取引高が発生している。7月15日時点では、7月19日の決勝を前にスペインが優勝候補の筆頭で、イングランド、アルゼンチンが続いた。この動きは、CoinbaseがKalshiと提携し、Intercontinental ExchangeがPolymarketに出資してそのデータの世界配信で合意するなど、仮想通貨企業や市場インフラ企業によるイベント契約分野への進出拡大にも合致する。Blockchain.comは5月、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を非公開で申請しており、Dune Analyticsによると、予測市場プラットフォームの想定元本ベースの取引高は先月約500億ドルに達し、このうちPolymarketの海外市場と米国市場の取引所が約150億ドルを占めた。

用語解説
  • 予測市場: 現実世界の事象の結果に連動する契約を売買する市場。
  • イベント契約: 特定の事象が起きるかどうかに基づいて支払いが行われる売買可能な契約。
  • 想定元本ベースの取引高: 成立した取引の額面総額で、市場活動の尺度として用いられる。