
無所属候補の同氏は年金改革とオンチェーン透明性を掲げ、クラクトン選挙への注目が高まる中でソラナ・エコシステムでの実績を前面に押し出している。
ソラナのコミュニティー団体「スーパーチームUK」を率いるスティーブン・「キャップ」・ニューナム氏が、8月13日に実施されるクラクトン選挙区の議会補欠選挙で、ナイジェル・ファラージ氏を相手に無所属候補として立候補している。ニューナム氏は選挙戦の軸に年金改革とオンチェーン透明性を据え、地元起業家支援、デジタル・人工知能教育、金融リテラシー、年金の自己所有、寄付金と面会記録を平易な英語とオンチェーンで公開することの5つの公約を打ち出した。貯蓄者は、自己投資型個人年金や小規模自己運営年金制度といった仕組みを通じて、年金資産をどこで保有するかについてより大きな裁量を持つべきだと同氏は主張している。新たに明らかになった詳細は、この情報開示公約が実務上どのように機能するかを補足するものだ。寄付金や面会記録をパブリックブロックチェーン上で公開すれば、承認後に誰でも確認でき、半永久的に閲覧可能な記録が作られる。ニューナム氏はこれを、将来的に政府支出や政策決定の開示へ広げるための試金石と位置付けている。ソラナ・エコシステムにおける同氏の存在感も鮮明になっている。スーパーチームUKによると、ネットワーク内の英国拠点人材はソラナのバウンティー、助成金、就業機会を通じて100万ポンド超を獲得し、関連プロジェクトは4000万ドル超を調達した。より広範なスーパーチーム・ネットワークは、バウンティー、助成金、就業機会を通じて170万ドル超を配分したとしている。ニューナム氏はマルチチェーンのweb3 DAO(自立分散型組織)とされるBOO Venturesも率いており、エディンバラ大学で経済学を学び、過去にソラナのハッカソンで優勝し、コインベースのStand With CryptoキャンペーンおよびDLT Science Foundationと共同でブロックチェーンと仕事の未来に関する報告書を執筆し、Breakpoint Londonの運営にも関わってきた。今回の選挙は、ファラージ氏が2026年7月8日に議員を辞職し、タイ在住の仮想通貨投資家クリストファー・ハーボーン氏から受けた500万ポンドの贈与を巡る議会調査に直面する中で、同議席への再出馬を選んだことを受けて実施される。ファラージ氏は、この贈与は議会入り前のものであり、正式な申告は不要だったと述べている。別件では、ファラージ氏の政治組織との資金面のつながりが報じられた金融業者ジョージ・コットレル氏を巡る調査も進んでいる。7月17日の立候補届け出期限を前に候補者は異例の多さとなっており、Count Binface氏、ローレンス・フォックス氏、ピアーズ・コービン氏らも名を連ねている。英国の成人1000人を対象としたIpsosの調査では、Count Binface氏を支持すると答えた人が33%、ファラージ氏が21%だったが、この調査はクラクトンではなく全国ベースで実施された。