
バフェット氏は、自身の資産配分を担う準備が子どもたちに整ったと述べる一方、ビル・ゲイツ氏のジェフリー・エプスタイン氏との過去の関係は「不快」だったが、今後のゲイツ財団への寄付打ち切りの主因ではないと語った。
ウォーレン・バフェット氏は、2034年12月31日までに保有するバークシャー・ハサウェイ株を全て処分し、資産の配分先を家族関連の慈善活動へ一段と振り向ける方針を示した。今後の寄付先からゲイツ財団を外す主な理由については、3人の子どもたちが自身の資産配分の責任を担う準備が整ったためだと説明した。バフェット氏はCNBCに対し、ビル・ゲイツ氏のジェフリー・エプスタイン氏との過去の関係について「不快」だったとしつつも、友人や関係者を選ぶ際に自分でも犯し得る過ちの範囲を超える行為とは見ていないと述べた。ゲイツ氏とエプスタイン氏の関係に関する資料を確認し、議会での宣誓証言も精査したうえで、ゲイツ氏が最終的に関係を断った点にも言及した。ゲイツ氏はこの決定に驚かなかったといい、エプスタイン捜査に関する資料の公開で詳細が明らかになるにつれ両者の会話は減っていたものの、最近ではゲイツ氏がオマハで数時間を共にしたという。バフェット氏は資金配分を従来示していたより速め、2034年末までに終えたい考えで、年間寄付額は170億ドル超となる計算である。現在はスーザン・トンプソン・バフェット財団と、子どもたちが運営するシャーウッド財団、ハワード・G・バフェット財団、ノボ財団に約60億ドルを寄付している。2006年以降、ゲイツ財団には470億ドル超を寄付してきた。死後は新たな財団が残る株式を配分し、助成先の決定には子どもたち全員の一致が必要になるという。バフェット氏はまた、脚を骨折して手術を受けたが、順調に回復していると明らかにした。寄付の前倒しにより、バークシャーの後継者グレッグ・アベル氏は、同社最大株主としてのバフェット家の支援を従来ほど長く当てにできない可能性がある。ただしバフェット氏は、バークシャーを率いる人物としてアベル氏が明らかに適任だと述べた。さらに、アルファベットへの投資はバフェット氏自身が主導し、アベル氏も同意していたとし、保有比率を3倍にした後、先月には同社に追加で100億ドルを投じることで合意したと語った。