メタ提訴、AIがFMLA休暇取得者を標的にした疑い

メタ提訴、AIがFMLA休暇取得者を標的にした疑い

現職および元従業員26人による連邦訴状では、社内AIツールが2026年5月の人員削減を後押しし、約8,000人、全従業員の約10%が削減されたとしている。

ファクトチェック
この主張は強く裏付けられている。主要な訴状(Doe 1-26 v. Meta Platforms)と独立した2本の報道(CNBC、Courthouse News)が、原告26人、FMLA/休職者を標的にしたAIに関する申し立て、さらに2026年5月20日の約8,000人削減/約10%の人員削減を確認している。人員削減の規模と日付については、CNBCの2026年5月20日付の同時点の報道でもさらに裏付けられている。
要約

メタは2026年5月の人員削減で、医療、家族、障害に関する休暇の取得歴がある従業員を標的にする目的で社内AIシステムが使われたと、現職および元従業員26人から連邦訴訟を起こされている。カリフォルニア北部地区連邦地裁に提起された訴訟では、メタが約8,000人、従業員全体の約10%を削減した際、「複数の社内人工知能システム群」に依拠して解雇対象者リストを作成したと主張している。原告側は、これらのツールが障害のある従業員や、家族・医療休暇法(FMLA)の適用を含む法的に保護された休暇を取得していた従業員に不均衡な影響を与えたと訴えている。メタはこの主張を否定し、人員に関する判断は自動化システムではなく人間の従業員が行ったとしている。今回の訴訟は、メタがAI開発へ戦略の軸足を移すなかで繰り返し人員削減を進めている局面で起きたものであり、2026年初めに元メタ幹部ニコラ・フランシェが過去の人員削減を巡って年齢差別を訴えた別件訴訟に続くものでもある。

用語解説
  • FMLA: 適格な医療・家族休暇を保護する米国法
  • termination list: 人員削減時に解雇対象として選定された従業員の社内リスト
  • protected leave: 医療、家族、障害などに関する法令に基づき雇用が保護される休職・休暇