
三菱重工はエヌビディアのパートナーネットワークにPower & Cooling Partnerとして加わり、DSX AIインフラ向けの液冷と800 VDC電力システムの取り組みを正式化した。
三菱重工業はエヌビディアのパートナーネットワークにPower & Cooling Partnerとして加わり、これまで報じられていた協議が、エヌビディアのDSXプラットフォーム向け統合熱管理と電力供給に焦点を当てた正式な役割へと発展した。取り組みの中核は、10MW級チラーとモジュール型冷却プラットフォームを800 VDC電力インフラと組み合わせる設計にあり、電力消費の大きいAI施設での変換損失削減を狙う。冷却システムは、入口温度が摂氏45度に達しても運用可能なクローズドループ液冷方式を採用しており、水を大量に使う蒸発冷却への依存を減らしつつ、エヌビディアが進める完全液冷AIシステムへの移行と足並みをそろえる。エヌビディアでAIインフラ部門副社長を務めるウラジーミル・トロイ氏は、三菱重工が拡張可能でエネルギー効率の高いAIファクトリーの構築を支援すると述べた。日本経済新聞系のNikkei Asiaは7月14日に両社の協議を最初に報じ、三菱重工は7月16日に提携を確認した。両社は長期の建設計画にも言及しており、SK Groupなどのパートナーが関わる案件は2028〜2029年の完成を目指している。