
米当局がライセンスを発給し、安全保障審査を伴う案件ごとの審査に移行した後も、H200の出荷は限定的で、Nvidiaの中国向け販売再開はなお緒に就いたばかりであることを示している。
商務省産業安全保障担当次官のジェフリー・ケスラー氏は、NvidiaのH200 AIチップの中国および香港向け出荷はごく少量にとどまっていると述べ、限定的な輸出再開は進んでいるものの規模はなお小さいことを示した。今回の発言は、同チップのライセンスが今年前半に発給された後に一定の動きが出ていることを示唆する一方、Nvidiaは中国向けAIチップ収入の可能性を業績見通しに織り込んでいないとしており、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)も5月にCNBCで中国向け売上について「何も期待するな」と述べていた。NvidiaはAIの主要市場である中国への供給継続を長年模索してきたが、米中の広範な技術摩擦の中で、米国の輸出規制により同社の先端チップの大半は引き続き制限対象となっている。ケスラー氏は、申請は国家安全保障上の要件や査察を伴う案件ごとの審査を受けており、時に不許可も出ることが、なお取引のペースを左右していると述べた。